
1964年、公開のスタンリー・キューブリック監督作
『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』
シネリックが行った世界初の白黒4K修復作品です。
オリジナルネガは「ビネガー症」として知られるフィルムの化学劣化による、自然崩壊、様々な粒子像が残された状態となっていました。
これらは弊社のウェットゲートスキャナにより4Kスキャンされ、全ての工程を4Kで行いました。
修復作業には、斑点除去、チリ、傷、経年変化による劣化などシビアな課題が含まれていました。
象徴的なエンディングである水爆の爆発シーンを全て”デジタル修復 (テクノロジー利用)” するということを通し、
『博士の異常な愛情 』の持つ皮肉なテーマとエンディングへの関心を改めて高める形となりました。